羊と鋼の森
ピアノ教室の先生方のあいだで話題になっているのを知り、
映画「羊と鋼の森」を観てきました。
今まで類をみないような「ピアノの調律師」の話です。
「ピアノを弾く人ならみんなわかっていると思います。
ひとりなんです。
弾きはじめたら、結局はひとりなんです。」
私も本当に同じことを感じてきました。
ただひたすら何時間もピアノに向かって練習するとき、
試験の前も、発表の前も、
いつも「孤独」を感じてきました。
深く遠い森に置き去りにされたような「孤独」。
それが心地よくもあり、
もっと「孤独」になりたくて海外に行った。
自分のことを知る人は誰もいないところで、
「孤独」を試したいと思った。
「才能ってのはさ、ものすごく好きだっていう気持ちなんじゃないか。
どんなことがあっても、そこから離れられない執念とか、闘志とか、
そういうものと似ている何か。
俺はそう思うことにしているよ。」
そうです、これを好きだっていう強い気持ち。
それこそ、最大にそのものに愛される才能だと思います。
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